隠れマジ

「隠れマジ」という、真面目であることを隠す規範(文化)が、かって、学生文化の中にあったという話をK大学の学生に話したら、次のようなコメントが返ってきた。

「今の学校では、あまりそのような考えを持っている生徒はいない。むしろ、休み時間に勉強しているのが普通になった」
「大学の授業で『ある程度出席してレポートを出せば、単位をあげる』と言われた授業で、『私は毎回出席した』と友だちに言ったら、『それはおかしいでしょう』と言われた。彼女たちからしたら、最低限の出席をしてレポートを出せば単位がもらえるからそれでOK,となる。真面目は悪いことでないはずなのに、軽蔑されてしまうのは寂しいと思った。」

今の学生にも「隠れマジ」的な要素は残っているとも言えるし、また、以前より真面目化している、あるいは「生徒化」しているとも言える。