昔の読書会の思い出

若い頃に参加していた鑿壁(さくへき)読書会について2015年1月2日と12月24日のブログに詳細を書いたことがある。

そのメンバーの一人である辻秀幸氏より、氏が80歳の記念に作った素敵な冊子(「秀幸・アルバム編」)をお送りいただいた。

鑿壁(さくへき)読書会の会合や皆で出かけた時の写真にコメントが付され、半世紀前の出来事が鮮明に思い出される仕組みになっている。感受性豊かな若いころの体験がいかに重要かということを思い知らされた。

追記 卒業生のI氏がブログの内容にコメントを寄せてくれた。一部を掲載。

鑿壁(さくへき): 意味, 貧しい生活をしながらも勉学に励むこと、苦学のたとえ。 「鑿壁」は壁に穴を空けること。 匡衡は家が貧し>く、灯火を買うことができなかったので、壁に穴を開けて隣の家の明かりで読書をしていたという故事から。この言葉自体、初めて知りました(漢検1級レベルでしょう)。「蛍雪の功」という言葉すら、今の学生には通じなくなってきています。旺文社の『蛍雪時代』はいまだに出ており( https://passnavi.evidus.com/keisetsujidai/ )ますが、正直、前世紀の遺物です(初版は 1933年)、せめて阪大・京大の受験生あたりが買ってくれないと、誰も買ってくれない。

「昔お正月はお寿司屋以外の店が閉まり、独身者は食べるものがなく困り、「来年は結婚しよう」と思い婚姻率が維持されたと言われるが」―これも私は初耳でした。堀江貴文や ZOZO の前澤社長のような IT 長者(下品なヒルズ族)は、明確に結婚制度を否定していますね。資産数千億~兆の彼らからすれば、財産分与で妻に半分持っていかれるリスクのある結婚など論外でしょう。