敬愛大生の素顔

敬愛大学の学内共同研究で、同大学の学生調査(2011年実施)の結果を、冊子にまとめた。
その内容を、昨日(2月26日)の、敬愛大学FD研修会で報告した。その報告書の「はじめに」は下記。
定まった偏差値があり、またある固定したイメージのある一つの大学にも、多様な学生がいる、という印象を強くもった。それが、データに鮮やかに出ている。
教職員の方は、どう受けとめてくれたであろうか。

『敬愛大生の素顔―「敬愛大学学生調査」(2011年)の分析から、平成25年1月
はじめに
敬愛大学は、2学部(経済学部、国際学部)からなる大学である。設立は1966年(昭和41年)で、創立50周年も間近である。専任教員数52名、学生1493名の小規模な大学である。場所は、千葉県稲毛区にあり、JR総武線稲毛駅(快速で東京駅より35分)から徒歩で12分の、閑静な住宅地の中にある。
 本報告は、2011年度(平成23年度)に、敬愛大学の全学の学生を対象にして行われた「敬愛大学学生調査2011」(実施主体;敬愛大学FD委員会)のデータを、学内共同グループ(高橋和子、藤井照男、武内清、田中未央)が分析したものである。
  学内共同研究グループは、4名の専任教員(同上)と1名の事務職員(佐藤暁人)からなり、数回の研究会を積み重ね、調査データを読み解き、本報告に至っている。
    本報告書が分析した「敬愛大学学生調査2011」は、敬愛大学の全学生を対象にした悉皆調査であり、またその調査内容は、他大学のデータとも比較可能なもので、  貴重なデータが満載されている。
   とかく大学や学生に対する議論は、学生の実態を見ない理念的な論議に陥り勝ちである。しかし、現在IRの重要性が提起されているように、学生の実態に即した組織対応が迫られる時代になっている。
     本報告には、4人の教員のデータ分析(第1章~第5章)だけでなく、付属資料として、「調査票見本」(単純集計付き)、「クロス集計表」、及び「自由回答」掲載したので、ご参照いただければ幸いである。
   本報告が活用され、敬愛大学の今後の教育や学生支援に関して、さらには日本の大学教育に関して考え、議論する一助になれば、幸いである。

  敬愛大学学内共同研究グループ(武内清、高橋和子、藤井輝男、田中未央、佐藤暁人)