放送大学について               

現在、放送大学・東京文京学習センターの客員教授としても、勤めている。
私の放送大学との付き合いは長い。かれこれ30年以上になる。面接授業は、放送大学が千葉幕張に開校して以来、千葉学習センターの面接授業を20年以上担当した。初期の頃は、放送教材と面接授業がセットになっていた。確か私の担当した科目は「現代社会と教育」新井郁男先生や岡崎友典先生の番組のセットのもの)だったと思う。平日の夕方6時過ぎから8時過ぎまで4週に渡り講義して、受講生は50人を超えた時もあったが、最後の方は、2~3名の時もあった。最後はよく学生と食事会に行った。
卒論論文も必修で、その指導も、手伝った。文京学習センター専任の岡崎先生の手伝いで、何年か行い、指導の学生に上智大学の私の研究室に来てもらったり、代々木オリンピックセンターで合宿したりしたのが懐かしい。その後修士論文の指導もして、それは今も続いている。
番組作りは、『子ども・青年の生活と文化』(テレビ、心理学の藤崎先生と共同)、『子ども・若者の文化と生活』(ラジオ,岩田弘三先生と共同)の主任講師のほか、深谷昌志先生、新井郁男先生のテレビ番組に出させていただいたことがある。テレビは苦手という意識は最後まで消えなかった。
 4年前より客員教授として勤めている東京文京学習センターでは、また「子ども・青年の特質と教育」(単独)と「大学と学生支援」(小林雅之、岩田弘三、鈴木美伸氏と共同)の面接授業を毎年開講している。その他に幅広い分野から面接講師を探し、お願いして、担当していただいている。面接授業科目を見ていただければ、多彩な名前が並んでいることがわかる。
教育に関する「自主ゼミ」も、月に2回ほど開講し、活発な議論が続いている。
放送大学の存在は、意外と一般に知られていない。暇な方は、番組を見たり聞いたり、学習センターを見学されることをお勧めする。(内容のレベルは、一般の大学と比べ遜色がない。いや、それ以上だと思う)。
文京学習センターは、昨年全面改築になり、レンガ作りの外装だけでなく、中のインテリアもおしゃれで明るく、設備も充実している。一度、見学においで下さい。