学校社会学研究会 第35回のお知らせ (再掲)

学会とは別に、有志でいろいろな研究会を作り、会合を持ち、真摯且つ気楽な議論をすることがよくなされている。ただ、そのような会は、外からの縛りがないだけに、長続きせず短期で終わることも多い。今から35年前に発足した「学校社会学研究会」は、故清水義弘先生が学校を研究する教育社会学の研究者に声をかけて、毎年夏に合宿形式で濃い議論を展開してきたものである。その会は、毎年10人~50人くらいの参加があり、35年の長きに渡り続いてきた。 私もここ何年か世話役のようなことはやってきたが、よくこれまで続いたと思う。はっきりした代表や役員というものがなく、また誰がメンバーかもはっきりしないアバウトな会である。年会費もない。 2日間にわたり学校の社会学的研究に関する水準の高い発表がたくさんあり、有意義な議論が展開される。参加費は500円で、実質的に公開で開催される。興味をもたれたら、当日ふらりと訪れるといい。

学校社会学研究会 第35回のお知らせ

日時 2017年 8.24(木)〜8.25(金) 会場:学習院大学 目白キャンパス(南2号館401室) JR山手線「目白」徒歩30秒 http://www.univ.gakushuin.ac.jp/access.html 参加費 500円

8月24日(木) 12:30〜   受付 13:00〜13:05 開会式 13:05〜13:45 野崎与志子  「ジェンダーと高等教育」 13:50〜14:35 刘荟 (中央大院生)「中国における公立学校間の格差問題:江酉省の重点高校と非重点高校の比較調査から」 14:40〜15:25 加藤幸次「カリキュラム・マネジメントで期待されている学校と地域の連携・協力のあり方について」 15:40〜16:25 児玉英明「『はいすくーる落書』を読む:教育困難校の教育学」 16:30〜17:15 小暮修三「国立大学教員のかかえる今日的問題」 17:20〜18:05 鷲北貴史「おばか世界のクランとトライブもしくは、大教室でのアクティブ実践」 18時30~ 懇親会(揚子江:目白)会費4000円

8月25日(金)  8:30〜     受付 8:50〜9:35 井口博充「留学生に教える日本社会の多様性:実践レポート」 9:40〜10:25 阿部智美(中央大院生)「都内私立高校生が語る『学校化社会』での葛藤:不本意入学者の語る『仕方ない』に着目して」 10:30〜11:15 白石義郎「音楽部活の物語構造」 11:20〜12:05 坪井龍太「18歳選挙権と主権者教育:特別支援学校の投票教育は主権者教育になりうるか」 12:10〜12:55 山本雄二「校内暴力と中和の技法」 総会 13:00〜13:15

問い合わせ先  井口博充 hi2@buffalo.edu

学校社会学研究会第35回プログラム