くつろぎの一日(その2)

今日(11日)は、センター試験で、受験生も大変だが、大学教員も緊張を強いられた一日だったことであろう。幸い私はセンター試験の監督を一度も経験したことがなく(上智はセンター試験を取り入れていない数少ない大学の一つであったし、敬愛では入試に関係していない)、暇な一日であった。

そこで、近くのスポーツクラブに行き、朝からテニススクールとスパでのんびりした。ただテニススクールの方はその日の受講者が4名で、次々コーチが出す球を交代で打たねばならず、90分体力が持つかというくらいハードであった。スパの方は、いろいろな(疑似)温泉とサウナがありくつろぐことができた。

テニススクールには夜に行ことが多く(だいたい夜9時40分~11時10分)、昼間のスポーツクラブというのははじめだが、不思議な気がした。
朝10時のオープンとともに入り、せっせとマシン上でランニングしたり、エアロビックしたり、テニスをしたりと、スパに入ったりと、皆仕事をしているような生真面目さやっている。
昼間は、来ている人が比較的年齢層が高く(夜行くと、若い人も多い)、高年齢世代にとって、体を動かすことが、楽しみというよりは、暇な時間をつぶしたり、健康を維持するための仕事になっているのであろう。
スポーツクラブは高年齢層を囲う施設になっていることを感じた。スポーツクラブないと、「不満老人」が、どのような政治不満を今の政権に向けるかもしれない。スポーツクラブは、老人の持て余したエネルギーを「無害」な形で放出させる装置(「無為の制度化」)になっている。