さだまさし「いのちの理由」を聴く

「人は何の為に生きるのか」など「青臭い」ことを考えるのは青少年期で、段々そのようなことは考えなくなる。 ただ、「人のいのちを繋ぐため」という理由は、年老いてから自然に考えるようになるのではないか。それは、生物学的な意味だけでなく、それよりは社会的な意味で、願うようになる気がする。自分の学んだもの、身に付けてきたものを、次の世代に伝えたいと願う。つまり教育ということだ。 そのよう なことを、さだまさしの「いのちの理由」という歌を聴いて思った。

https://www.youtube.com/watch?v=CewhQcJjMdw

私が生まれてきた訳は 父と母とに出会うため

私が生まれてきた訳は きょうだいたちに出会うため

私が生まれてきた訳は 友達みんなに出会うため

私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため

春来れば 花自ずから 咲くように 秋来れば 葉が自ら 散るように

しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ

悲しみの花の後からは 喜びの実が実るように

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを傷つけて

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに傷ついて

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため

夜が来て 闇自から染めるよう 朝が来て 光自ずから照らすよう

しあわせになるために 誰もが生きているんだよ

悲しみの海の向こうから 喜びが満ちてくるように

私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため

私が生まれてきた訳は 愛しいあなたを護るため

 

この歌に対して、「何回聴いても感動ものです」「すべての小学生に覚えさせましょう。自殺する人が減ると思う」「この曲を全ての小学生、中学生、高校生に聴いて欲しい。生まれてきたことに意味があること。今は辛くても、幸せになる権利がある事を知って欲しい。今は辛くても、いつか幸せになる日が来るよ。いつか、楽しいと思える日が来るよ。それを信じて」「これをぼくのクラスで合唱コンクールで歌います」といったコメントが寄せられている。なかなか、いい曲で、心打たれる。