『キャンパスライフと大学の教育力』の内容

 1 大学生も、時代と共に変化している。(第2章)
最近の学生は、「授業中心に組み立て、自らもそれを肯定的に受け止めながら送っている」「『真面目』にみえる」
2 大学類型ごと、また大学ごとに、学生のタイプ・特性が違っている。(第3章)
「難関大学」の学生は、教養を求めて入学し、自由で自律的な大学生活を送っている。「中堅大学」の学生は、資格や専門的な技術を求めて入学し、社会的なこ とへの関心が高い。「中堅女子大学」の学生は、何事にも積極的で、実利を優先しつつ、充実した大学生活を送っている。「一般大学」の学生は、サークルや友 人関係への期待は高いが、大学への期待と現実とのギャップが大きく、大学への不満を抱えている。
→ 学生のタイプ・特性を正確に把握し、それへの対策・支援が必要である。
3 大学生の「向授業」を規定する要因として、次の点があげらる。(第5章)
① 高校時代の勉強 ② 小学生の時の親の教育的関わり  ③ 「今の大学に入ったこと」 ④ 先生との関係 ⑤ 就職ガイダンスや就職支援 ⑥ 職員との関係
→ 高大連携 大学のチャーター(イメージ、偏差値)、教員・職員の教育への意欲 や情熱が重要。
4 若者文化(たとえばおしゃれ)への積極的なコミットメントと勉強への積極的な関わ りは両立しうる(特に女子学生)。(6章)
→ 大学のさまざまな活動への積極的参加は、大学生を成長させる。
5 入学形態(一般入試、推薦入試、AO入試等)によって、学生の特質、大学生活の送り方に差異がある。(7章、8章)
→ それぞれに対応したきめ細かい教育、支援が必要である。
6 大学の「学校化」と学生の「生徒化」傾向が、いま問われている。(10章)
「大人」としての学生、多様な大学生活、自由な時間と空間が失われつつある。
7 大学におけるキャリ教育、キャリセンター職員の役割、学生のキャリ展望も、大学教育のあり方と密接に関わっている。(13章、14章、15章)

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