「東大教社会だより]

東大の教育社会学研究室/比較教育社会学研究室の同窓会報「東大教社k会だより」を読むと、卒業生も在校生も、東大というよりは「教育社会学」という分野(学問)を学んだことを誇りに感じていることが伝わってくる。
それは学部3年次の「教育社会学調査演習」で苦労したことにもよるが、指導の教員や院生の指導を受けながら、教育社会学の理論と実証の方法を身をもって学んだこと、それが自分の思想や方法や職業選択の要になっているという自覚であろう。
若い時に偶然選択した専攻が、その人の思考の枠組みを決定してしまうというのは少し恐ろしい気がする。
でも、教育社会学には、教育や社会学の理論と実証だけでなく、歴史的観点、社会心理的観点、文学的観点も入り柔軟で、イデオロギーや立場にとらわれず、自由な思考をモット―としているので、多くの人に学んでほしいと思う.

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