教育社会学のマクロな見方

教育社会学は、教育と社会との関係を扱う分野だが、人の社会化に焦点を置くか、教育の社会的機能に焦点を置くかで、そのアプローチも違ってくる。私自身は、人の社会化に関心があり、教育の社会的機能というマクロな見方にあまり関心がもてなかった。
私が学部・大学院時代に学んだ東大の教育社会学の研究室の雰囲気は「経済発展と教育」や「社会開発と教育」というテーマで教育の社会的機能をマクロに考察するもので、個人の社会化などミクロなことは、他の分野(心理学等)に任せておけばいいことで、教育社会学の使命はもっと別のところにある、教育の制度をどのようにし、教育はどのような社会的機能を果たすべきかを考えるべき、と考えられていたように思う。別の言い方をすれば「研究は自分のアイデンティティ探しの為に行うのではなく、社会的に有用なことを行うもの」ということである。

今回、小林雅之氏の給付型奨学金に関する意見(日経新聞2月23日)を読んで、当時の東大の教育社会学研究室のマクロな研究の伝統がしっかり東大の研究者に受け継がれていることを感じた(下記、添付参照)

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