宮崎駿の映画「風立ちぬ」を観る

 今日(25日)は、時間が少しできたので、宮崎駿の映画「風立ちぬ」を、近く(千葉)の映画館で見た。平日の昼間(13時50分~)ということもあり、観客は1割程度の入りであった。
 映画は、宮崎駿の世界のわけのわからないところ(?)がなく、丁寧に作られていて、いい映画だと思った。
 古い世代にとって懐かしいもの(木造の建物など)が多く、それでいて、主人公の青年と相手の女性が現代的で凛々しく、好感が持てた。また、上流階級の品のよさも、嫌みなく描かれていた。堀辰雄の小説をモデルにした主人公たちの恋愛は、古い世代の理想のようなものなのであろう(男は仕事に打ち込み、女はそれを支えるという構図も、今は新鮮に(?)感じる。「好きな人には、美しい部分だけ見せたい」というセリフも印象に残った。)
 関東大震災とその火事の様子を描いた場面の迫力はすごく、東北の震災もこのようなものだったのであろう感じられた。それほど臨場感がある。この場面を見るだけでも、この映画を見る価値がある。

  ネットで映画「風立ちぬ」を検索すると、劇場予告編というものもあり、荒井由美の[ひこうき雲」をバックに、主要な場面が見られる。
  http://www.youtube.com/watch?v=RldoU9He-to
 
また、さまざまな感想が寄せられている。 下記は私の感想に近い。
<「風立ちぬ」は、鈴木敏夫プロデューサーが「宮崎駿が言い残したいことを全部詰めた映画」と言うだけはあって、見どころが盛りだくさん。1930年代、飛行機に魅せられた天才設計者・堀越二郎が、美しい飛行機を作ることだけにすべてを注いでいく姿を幹に、ファムファタル菜穂子との恋や、夢を追う者たちの友情、当時の世相などの多くの枝葉を伸ばしながら、空へと真っ直ぐに立つ木のような映画だ。>
<愛情と混沌と残酷さ、戦争の狂気と、作り手の狂気。それらをかねあわせたうえ、切なく、ロマンチック。年齢と経験を重ねた監督にしか創り得ない静かさと重厚さと切れの良さがありました。最近の軽々しい、横文字多様のアニメ作品に嫌気がさしていたので、自分には最高のご褒美でした。>

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