ヤマアラシのジレンマ

「ヤマアラシのジレンマ」(相手を傷つけない、ちょうど良い距離感を保つ)ではないが、人との関係は、ある距離があった方が、長く良好でいられるように思う。
「教師と生徒の関係も距離があるからこそ良好が保て、教育が可能となる」と社会学者のウォーラーは述べている。「殺人が一番多いのは、夫婦間である」と上野千鶴子が強調していたが、夫婦では距離が近くなり過ぎて、殺人までいってしまうのであろう。

人と親しくなるとつい自分の好みも押し付けて、「こんな面白い本があるから読んでみたら」とか「こんな素晴らしい音楽があるから聴いてみたら」とか「こんないいものがあるから使ってみたら」とか、薦めてしまうことがある。特に教師はそうである。
人それぞれ好みがあるのだし、生活の仕方のパターン(作法や慣習)もあるので、たとえ少し親しい人にでも、自分の好みや生活のパターンを押し付けると関係が危なくなることを、自覚すべきであろう。

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