「主体的」の意味

「主体的」の意味を国語辞典で引くと、「活動の中心になるさま。自主的」(岩波国語辞典)とある。ウェブ辞典で引くと下記のように詳しい。

<「主体的」の意味は「ある行動や意見などをなすとき、自分の意志や判断によって働きかけるさま」です。他のものに影響されるのではなく、状況を見ながら、自己の純粋な立場によって行動する様子を表します。「主体的」はどんな状況でも、やるべき事を行うだけでなく、自分の意思で行動することを表す場合に使います。何をするべきなのか明確になっていない状況で、自分の考えを活かして行動する際に用いるのが適します。「主体的」は「どういった行動をするか」ではなく、「どういった理由で行動するか」という点を重視しています。例えば、「食べたいから食べる」といった訳で食べることは、「主体的な行動」とは言いません。「栄養を取るため、食べ物を食べる」とはっきりとした目的を持ち、自分から行動した時は「主体的な行動」と言えます。例文①彼女は主体的に判断することができるので、とても頼りになる。②もう少し意識して、主体的に考える力を身につけられるようにしよう。③主体的に行動するためには、何事も恐れずに挑戦していく気持ちが大事だ。(https://eigobu.jp/magazine/shutaiteki-jishuteki

幼児のイヤイヤ期や思春期の反抗期や、思春期の母と娘の葛藤(添付参照)も、子どもの主体的な行動への萌芽なのであろうか。

精神科医のフロイトが観察した、1歳半になる男の子が、玩具を隠してはそれを見つける遊びを繰り返すのは、玩具を母親に見立ててそのような遊びをし、母親の不在に耐えるだけでなく、母親の不在を自ら演出して、それを乗り越える主体性の確立の萌芽である、という解釈を山本雄二氏はしている。(「クイズ番組の精神分析」『クイズ文化の社会学』世界思想社、2003年。山本氏は「拘束するものに対する拒否、そこからの解放」という言葉を使っているが。120頁)。 「主体的」をめぐっても、いろいろなことが考えられる。

「主体的な学び」について、中央教育審議会答申(平成 28 年 12 月)は、次 のように示している。 <学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」が実現できているか。 子供自身が興味を持って積極的に取り組むとともに、学習活動を自ら振り返り意味付けたり、身に付いた資質・能力を自覚したり、共有したりすることが重要である。>(何か,もとの言葉の意味から離れたことを、たくさん羅列しているような気がする。お役所言葉は困ったものだ)

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